ひごたい

学名  Echinops setifer
日本名  ヒゴタイ
科名(日本名)  キク科
  日本語別名  
漢名  糙毛藍刺頭(ソウモウランシトウ, cāomáo láncìtóu)
科名(漢名)  菊(キク,jú)科
  漢語別名  
英名  Globe thistle
2007/06/19 小石川植物園

2010/08/21 富山県中央植物園

 ヒゴタイ属 Echinops(藍刺頭 láncìtóu 屬)には、旧世界に約120種がある。

  E. bannaticus(花葱藍刺頭)
  E. cornigerus(長毛藍刺頭)
ヒマラヤ産 『週刊朝日百科 植物の世界』1-20
  オクルリヒゴタイ E. davuricus(E.latifolius;驢欺口・禹州漏蘆・華州漏蘆・珠花漏蘆)
         『中薬志Ⅰ』pp.498-503、『中国本草図録』Ⅲ/1395・『中国雑草原色図鑑』247
         
朝鮮・遼寧・吉林・黑龍江・華北・西北・モンゴリア・シベリア南部産
  オニルリヒゴタイ E. dissectus(褐毛藍刺頭)
         
朝鮮・遼寧・吉林・黑龍江・河北・山東・内蒙古・極東ロシア産
  コルリヒゴタイ E. gmelinii(砂藍刺頭)
         遼寧・吉林・黑龍江・華北・西北・モンゴリア・西シベリア南部産
       
『中国本草図録』Ⅲ/1394・『中国雑草原色図鑑』248・『週刊朝日百科 植物の世界』1-20
  タカサゴヒゴタイ E. grijisii(華東藍刺頭・東南藍刺頭)
臺灣・華東・廣西・河南・山東・遼寧産
  トウルリヒゴタイ E. pseudosetifer(羽裂藍刺頭) 河北・山西産
  ルリタマアザミ E. ritro(新疆藍刺頭・新疆漏蘆) 『中国本草図録』Ⅶ/3377
  ヒゴタイ E. setifer(糙毛藍刺頭)
  セイタカヒゴタイ E. sphaerocephalus(藍刺頭)
歐洲・カフカス・西&中央アジア・シベリア産
   
 ヒメヒゴタイは、別属別種。
 キク科 Asteraceae(菊 jú 科)の植物については、キク科を見よ。  
 和名ヒゴタイの語源は不明。
 『大和本草』には、「平江帶(ヒンガウタイ)」と。ただし、このような漢語はない。
 また、花屋で肥後台と呼んだことがある
(小野蘭山)
 本州(愛知岐阜以西)・九州(長崎・大分・熊本)・朝鮮・河南・山東に分布。
 絶滅危惧ⅠB類(EN)
 中国では、オクルリヒゴタイ E. davuricus(E.latifolius;禹州漏蘆・華州漏蘆・珠花漏蘆)などの根を漏蘆(ロウロ,lòulú)と呼び薬用にする。オオバナアザミの誌を見よ。   


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